セミオーダーの定義について

最近(と申しますか近年)セミオーダーのご発注が激増し、納期について大変ご迷惑をおかけしていますが、それに伴いお届けした商品の「セミオーダー」という定義のご理解に相違があるお客様もいらっしゃいますので、ここで、定義をご説明致します。

セミオーダーとは

中離/束離/雨露離/既製征矢の4種類は基本「既製品」でございます。しかし、既製品ではなかなか手に合わなかったり、よりご自身の手に近い物をお買い求めしたいというお客様向けに、基本の型(男女別S~2L、計10種類)から起こしたものを手形に合わせておつくりするシステムです。

ですので、

・ミリ単位での相違 (帽子や中指等が数ミリ短い、指の股が数ミリつかない等)

・革質のご指摘 (キズがある、シミがある、汚れている等、使用に影響のないご指摘)

・サイズの相違ではなく、使用感の抽象的なご指摘 (前に使用していたカケとの比較、柔らかい/硬い、離れや的中に関する事項)

等はセミオーダーの保証範囲ではないため、このようなことを「極端に」気にされる方は、誂品を御発注いただくか、もしくは他弓具店にて現物を見ていただき、その場にてご購入されることをお勧め致します。

 

ちなみに、中離/束離/雨露離/既製征矢とグレードが分かれていますが、

・ベーシックグレードの中離のセミオーダーでは、大まかにサイズをあわせることを主眼において製作しております。

・スタンダードモデルの束離になると、サイズあわせにプラスして使用感、帽子の向き角度等配慮して製作致します。

・トップグレードの雨露離(=既製征矢)になりますと、上記にプラスして使い心地や部品の非共用等、専属部品を使用しながら製作致します。

という感じで、そのグレードによってもセミオーダーの意味することが違ってきますので、是非ご参考くださいませ。