プチレビュー 征竹

征竹のレビューです。

尾州竹林流の「竹林カケ」と弊社既存のカケから「いいとこ取り」をしたオリジナル品、征竹(せいちく)です。

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特製、一般用(燻*)、一般用(丸染め*)の3種類がありますが、今回は特製と一般用(丸染め*)です。 *注:革の(製法的な)種類です。吹き付け<丸染め<燻 の順に高級になります。

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まずは一般用(丸染め)から。

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控えはありません。ので……

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気を抜くとこんなポーズにΣ(゚Д゚ノ)ノ 後述しますが、特製はこうはなりません。

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小紐通しは普通。

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弦道もあります。

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竹林カケの特徴である「節抜き」構造の帽子です。堅帽子ですが、親指の背側がくり抜かれています。親指の爪側には硬い部分がないということです。

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竹林カケには捻り革はありませんが、征竹にはあります。指のあて革はありません。

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まわし紐をかけて使います。

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使用には慣れが必要です(・ω・;)

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弦道は若干指先側にあります。

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おつぎは特製です。例によって燻革製ですので、燻の香りが漂います。

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写真では伝わりにくいかもしれませんが、革の質感や作り込みの具合が全然違います。

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特製も控えはないのですが、程よいしなやかさがあります。

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一般用は自重でも曲がりますが、特製は垂直に立てることも可能です(笑)

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この分の小紐は台革を貫通しています。もちろん仕様で、普通の乳バージョンもあります。

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隅々まで高級感があります。
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一般用だけを見ると「普通では?」と思えるのですが、特製を見てしまうと差は明らかです(;^ω^)

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特製の帽子も、もちろん節抜き構造です。

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ですが、外見では分かりません。取りかけてみると分かります。

正離・鹿鳴と並んで「特殊カケ」のひとつですので、通常(堅帽子・控え有り)のカケとは異なる使い方が必要です。