修理課日記

福岡県M様 誂 帽子革替
博多帯を控に施した、ある意味とても有名なカケです。


帽子革を外すと、元木に割れが。しっかり修理します。

完了


酷使されている為、カケの寿命が来ています。お買い替えの時期です(笑

 

 

ご来店での 束離 帽子革/中指前革切替
同じ修理を2度目です。原因はいろいろですが、今回は対策して修理。

その一。帽子革の下に薄く革を張り込み

但し、これには微妙に膨らむというデメリットがあります。

 

その二。中指切り替えに使用する革を、密度が高い物に変更。

但し、これは、指自体が若干硬くなるというデメリットがあります。

 

完了

ちなみに、このような2重対策費は別途料金です。尚、今回のように、特定の部位に短期間で穴が開く場合は、何らかのクセによるものです。

 

 

最近メンテナンスで、

「新品で数射したらクスネが剥げた。しっかり塗ってないのでは」

とか

「使用するとすぐクスネが剥げる。しっかり厚く塗ってほしい」

と結構言われます。

弦道のクスネは表面に塗っているものではなく、塗りこみ、しみこませています。

ですので、このように「剥げた」と言われるものでも

熱した鏝でなでるだけで

こうなります。※クスネは追加して付けたり、盛ったりしていません。

それをきちんとクスネ付けした後、調整するといつものメンテ風景になります。(上の写真と同じ商品ですよ)

ですので、「剥げた!!」と思うのも無理はありませんが、しっかり革の中で役目は果していますので、ご安心ください。

ちなみに3回程度塗りこみ(メンテナンス)を行うと、なかなかイイ弦道に仕上がってきます。