修理課日記

鹿児島県S様 他社品 帽子内革替(腹革替含む)、台革修理、縁取替
帽子内革取替えは、結構大修理です。お持ちいただいたのは代理の方でしたので、お電話でS様とお話し、費用が高額になる旨等お伝えいたしましたが、S様は「思い入れのある道具。綺麗にしてほしい」との事。

そういわれると、綺麗にしたくなります。

まずは現状。銘はありませんが、三慶ですね。

このやっつけ感…

帽子内革もすごい状態

まずは帽子を抜く為、腹革を外します。

ていっ、と帽子を離脱させます。

残っていた内指の革をきれいにしますが、台革が持ちそうにありません

台革の修理も同時に行います

お金を頂く修理ではないですね…


普通はこのように控の中から切って修理します。総縁でしたので、少し縁も切ります。

台革部分ですので、しっかりとした厚みのある燻革を用意します。

接合完了。台革の形のイメージし、欠損部分を修復します。

次に帽子ですが

どうも過去に、水濡れもしくは洗ったのでしょうか。全体的にバラバラになっていました。
帽子の内革を用意。

取り付け。帽子もあらゆるところをキッチリ接着しました。

帽子の挿げ込み完了

全ての工程が完了




雨露離が買えてしまうくらいの金額になりましたが、かなり綺麗に回復しました。ただ、指の硬化が進んでいますので、使用し続けるのは厳しいかも知れません。

「思い入れのある道具」というフレーズ、なかなか素敵だと思います。

ありがとうございました。

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