修理課日記

富山県H様 三慶作 腹革替

他所で帽子革替等しているようですが、全体に修理が甘いと感じました。
名作三慶、せっかく修理するのであれば、三慶と同レベルで綺麗に修理する所に御依頼下さい。

どうしても新旧の革の段差(厚みの違い)があったので、漉いて革の厚さをそろえます。細かいところですが、当然仕上がりに影響します。

そろってます

完了

昔は、このウグイス色が多かったと聞きます。

 

 

山口県O様 弊社品 帽子革替と中指の前革切替


O様から「こげ茶の革で」とご指定がございましたが、中離クラスになりますので、「茶/黒/グレー/白」の4色対応となります。ご了承ください。
完了

 

 

京都府T様 他社品 帽子革替と中指前革替


完了

 

 

福岡県I様 束離 帽子革替と中指前革替
弦道が熱で炭化して再起不能になっていましたので、腹革交換となりました。

完了

良かれと思って他人の道具をいじるのが好きな方が結構いらっしゃるようです。
カケに限らず、弓道具は繊細なものですので、「不用意に触らない」「修理のアドバイスはしても、実際の修理はプロに任せる」のが本当にわかっていらっしゃる指導者の方だな、と私は思っています。

 

 

6月になりましたね。福岡は梅雨入りしましたが、皆様の地域はいかがでしょうか。

湿度が高い7月上旬くらいまでは、カケは丸めて保管するのではなく、できれば開いたまま、乾燥させてください。

特に湿り気が強い場合は、ドライヤーなどの温風で乾燥させてもOKですが、油分まで飛ばさないよう、適度にしてください。