徳用燻握り革「すきおとし」についてのご説明 (2020年加筆)

低価格で人気の燻握り革「すきおとし」 ですが、「反対に断たれている!コレでは巻けない!!」とか「左巻き仕様なのか!?」と「思い込んでいる方」が多いため、ご説明。 ・・・説明不足、お詫びします。

一般的に、燻したものは、表面が一番濃く燻され、中心に行くごとに薄くなります。まあ、おでんの大根が中まで染みるのに時間がかかるようなものです。

で、一枚の燻し握り革を半分に漉くと、表面の色が濃く、裏の色が薄くなります。コレが皆さんの思い描く「燻握り革」ですね。 すき落としは、その名のとおり、正規品である「燻握り革」の厚み調整で「すき落とした」副産物です。

なので、表面は正規品のほうに持っていかれていますので、色が薄いほうが「表」、色が濃いほうが「裏(糊付け面)」となります。

なので、「すきおとし」は、色の色がうすいほうが表です!!

尚、そのすきおとしに特殊加工を加え、つのみが利き易くした機能性燻握り革が「ザラリ」となります。

ザラリもすきおとしもその性質上、数はなかなかでない物になります。今後もよろしくお願い致します。