特殊弽「正離（しょうり）」「征竹（せいちく）」「鹿鳴（ろくめい）」についてです。
長い二の腰が特徴的な「正離」です。帯で締めることにより、帽子の跳ね起きをよくします。
特製になりますと、また雰囲気が違って参ります。
竹林弽をヒントに作られた「征竹」です。控が無く、親指に「まわし紐」をかけて締めるという使い方をします。帽子のつけ方が「付け帽子」と言われる技法です。
こちらも、特製にはひと味違う雰囲気があります。
「鹿鳴」いわゆる「和帽子（わぼうし）」と呼ばれる、親指が完全に柔らかいカケです。弦道は、親指間接でつける「折り目かけ」でつけるため、基本弦道がありません。
