第2回 【製品説明シリーズVol.2】

本日は弊社スタンダードグレード

束離(そくり)
についてです。
束離は、
「あたって(中離)、そくって(束離)、雨露利って(雨露離)♪」
とわかりやすく3段階であります、

「離」シリーズの中間グレードです。
学生様ですと、弓道経験もあり、酷使された1個目が大変なことになって、さて2個目を…とお考えの方、または末永く使用したいので、道具からこだわりを持たれている一般社会人の方などなどにお勧めです。

束離には、グレードが2種類あります。
ひとつが標準の束離
もうひとつが燻革(いぶしかわ)を使用した

束離燻です。

まずは、標準の「束離」についてご説明致します。
束離の特徴は、

多彩な色、使用感/耐久性の向上、価格と納期のバランスのよさ
となります。

【多彩な色】
束離には、他に類を見ない

台革9種類の色をご用意しています。
オーソドックスな「茶」、「白」、「黒」、「グレー(灰)」に加え、
古(いにしえ)の色使い「ウグイス(抹茶色)」
渋さをかもし出す「焦げ茶」
目立たないようで目立つ「紺」
独特の攻撃性「エンジ(赤)」
孤高の配色「紫」
個性に応じた色をお選びできます。

台革色を選択することによる料金の追加は一切ございません。
この台革の色に加え、セミオーダーでご発注していただければ、
「縁」と「帯」
も同じく9種類の色の中から自由にセレクトすることが可能です。
これにより、オリジナリティあふれる、ご自身だけのゆがけを作ることを可能に致しました。

組み合わせは自由自在!

【使用感/耐久性の向上】
中離で使用している革の染色方法は「吹きつけ」という技法なのですが、束離に関しては「丸染め」という技法を用いております。
要するに、染料の中に革を漬け込んで染め上げる方法です。この技法にすると、革に染料がしみこむ為、汗や湿気に強い革となるわけです。
革質を向上させているため、中離と比べ大変革質がしなやかになります。
さらに中離に比べ、製作工程が1.5倍ほど追加となり、使用感がはるかに向上しています。
帯には中離と同様、耐劣化の為、取り扱いが簡単な東レ製「エクセーヌ」を使用しています。
尚、束離から弊社製造の証であります

「押印」があります。

これは中離には無いものです。

【価格と納期】
セミオーダーの追加料が、2千円台から3千円台と、大変お求め安く、セミオーダーを選択しやすい価格帯としています。
また、納期も2〜3週間と比較的短いのも特徴です。
標準のバリエーションは中離と同じ「三分縁」と「七分縁」の2種類になります。

続いて「束離燻」についてです。
束離燻は、その名のとおり「燻した革」を使用しております。そのため色の指定は「燻色」の1種類のみ、他の色は台革では選択不可となります。
藁を燃し、その煙の中に含まれているヤニ(油分)の成分によって、染料を使用した革とは比べ物にならない抗水性を備え、汗や湿気といった環境変化に大変強い耐久性を誇ります。
元来燻革はその希少性から、高額なゆがけにのみ使用されていますが、弊社独自の燻革の大量買付けにより、継続的に燻革をご提供できるようになりました。
その中で、「燻し汚れ」や「角キズの過多」や「燻による革質の硬化」など、いわゆる「B級品」と呼ばれる革が数割ございます。
革質が硬化したものに関しては、ゆがけにも使用できないため、「いぶしの握り革」として皆様にお届けしております。
その他、使用に差しさわりがない燻革を、「束離燻」として製品化、燻革を使用しているゆがけとしては驚愕の低価格を実現しています。
束離燻のバリエーションは1種類のみ、「七分縁」が標準装備されています。セミオーダーの場合は、もちろん縁/帯ともに色の指定が9種類の中から可能となります。
帯も標準と同じ人工皮革なのですが!!
ここで、オトク情報!!
束離燻で「共帯(ともおび;台革と同色という意味)」を選択すると、なんと燻革製の帯がついてきます!!

いかがでしょうか。皆様も次にお考えの際は、是非束離を選択の一つにお選びいただければ幸いです。
さて、次回は

離シリーズ最高峰「雨露離」についてです。

気になったらシェア